フランス語ゼロからのニース生活

2016年に夫と猫とともに、フランス語ゼロで日本からフランスへ移住しました。 2016年末に娘を出産し、現在は育児に奮闘中。 移住に伴うフランスでの手続きごと(移民局、滞在許可証、セキュリテソシアル、運転免許、猫の海外引っ越し)や、南仏を中心に訪れた街や村を紹介しています。

高崎順子氏著「フランスはどう少子化を克服したか」はフランスで出産予定の人も是非。

フランスに住み、出産を控えているため、妙に「フランスと日本」「子育て」「少子化」といったキーワードに対してアンテナが高くなっており、ニュースサイトを眺めているとつい反応してしまう今日この頃。

そんな中、高崎順子氏の「フランスはどう少子化を克服したか」という書籍が上梓されたことに関連しての記事を立て続けに3つ見かけて、読み終わってすぐにキンドル版で購入してしまいました。(日本の書籍を1クリックで買える時代で本当によかった)

本書は、著者の経験と、そして取材に基づき、小学校入学前までのフランスの保育の現状が、そのシステム成立までの歴史も踏まえて紹介されています。

日本の保育事情(保育側・保護者側ともに)の厳しさは、近年のニュースなどをみていても一目瞭然で、フランスの出生率回復の実績はとかく引き合いに出されていますが、その改革の一助になれば、という目的で書かれたものかと思います。

しかし。

出産を控え仏語ほぼゼロの私には「未来」のための教科書

本書は5章で構成されています。

  1. 男を2週間で父親にする
  2. 子供は「お腹を痛めて」産まなくてもいい
  3. 保育園には、連絡帳も運動会もない
  4. ベビーシッターの進化形「母親アシスタント」
  5. 3歳からは全員、学校に行く

ここに書かれていること全て、これからフランスで出産・育児を始める私が、今まさに知りたかったことでした。

例えば、第1章の「男を2週間で父親にする」の項で述べられている「14日間の父親の産休」。夫が私の出産に合わせて2週間の有給休暇が取得できることは、彼から説明されていたものの、どういう法的な仕組みやルールでそうなるのかは、夫にも私にもよく分かっていなかったのですが、本書で詳しく説明されています。

無痛分娩のことや、3歳までの保活事情(フランスだって厳しいのだ)、3歳以降の保育学校のこと。それらにまつわる費用や国の補助に関するあれこれも述べられています。

学校の仕組みなどは、語学学校などで学校の仕組みを教わるので、ばくっと理解していたのですが、今知りたいのは10年先ではなく、今後3年くらいまでのこと。

夫はフランス人ですが、彼とて出産・育児関連は初めてのことばかり。二人して、何がわからないか分からない、という状況だったんですよね。

今は専業主婦の私の方が、この手の調べごとには時間を割けるにもかかわらず、高くそびえるフランス語の壁。正直「どうしたものかなー」と思っていたのですよね。

だから、今こうした事項を日本語で知ることができるなんて、本気で有りがたい。

今後、フランスで妊娠・出産の可能性のある方には、覚えておいていただければ良い一冊だと思います。

来年、フランスは大統領選挙もありますし(トランプ氏がアメリカ大統領になっちゃったし)、誰が選ばれるかで教育政策も大きく変化してしまうかもしれませんが、とりあえずは。

 

関連記事はこちら。

本書が紹介されていた記事は以下のとおりです。こちらも読みごたえがありました。

www.huffingtonpost.jp

www.huffingtonpost.jp

toyokeizai.net

 

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外生活情報へ
にほんブログ村