フランス語ゼロからのニース生活

2016年に夫と猫とともに、フランス語ゼロで日本からフランスへ移住しました。 2016年末に娘を出産し、現在は育児に奮闘中。 移住に伴うフランスでの手続きごと(移民局、滞在許可証、セキュリテソシアル、運転免許、猫の海外引っ越し)や、南仏を中心に訪れた街や村を紹介しています。

フランス語試験DILF(A1)が終わりました。

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本日は、移民局(OFII)から指示されているフランス語試験DILF(レベルはA1.1)の日。

語学学校の先生や、先に受験を済ませたクラスメートからは「超×3簡単」と聞いてはいましたが、実際どうだったかというと、かなり簡単でした。結果は11月に発表になりますが、よっぽど解答欄を間違えるようなことをしてない限りは大丈夫だろうと思われます。

とは言え、これはフランスに200時間も無料でフランス語の授業を受けさせてもらったからこそ言えるセリフです。調子に乗ってはいけない。

フランスに入国した、フランス語がおぼつかない移民に課されるフランス語テストは、今年制度変更があったそうで、2016年7月以降に移民局での滞在許可手続きを取った人は、DILFではなくDELF(レベルはA1)という試験が対象になるそうです。受験料85ユーロは本人負担。

そのため、DILFについてのあれこれは、今後はあまり参考にならないかもしれません。ちなみに学校の先生によれば、DELF(A1)はDILFより「ちょっと難しい」とのこと。

※2017年11月15日追記:後日知人から聞いた話では、DILF/DELF(A1)ディプロム取得については義務ではなくなった模様です。移民局(OFII)から指示された時間の授業を受ければいいだけに変更されたみたいです。

 

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DILF(A1.1)を受けてみた感想

筆記試験

  • 基本的には、語学学校の授業で繰り返しDILF/DELF対策を行ってくれていた内容の延長という感じでした。問題によっては練習問題の方が難しかったかも。
  • イラストの内容と一致するメッセージを聞き取るとか、メモや看板などのイラストから情報を読み取ること、日時・電話番号を聞き取ることなど。
  • 出題されるだろうなぁと思ってやっぱり出たのは、「家族や知人に用事を頼むメッセージを書いてください(20単語以上使うこと)」。聞き取りや選択問題は問題ない人でも、わりと苦手とするのが文章作成問題だと思います。出題内容に関係する語彙をある程度覚えていないと対応できないし、文法も気になって結構厄介。ちなみに、今回は「バカンス中に友人に家の鍵を預けるが、家のことでやっといて欲しいことを書け」という内容でした。学校でいくつか練習問題をやると思いますが、今まで教わったことを踏まえると、この手の問題の回答をなんとなくそれっぽく仕上げるには以下のような形にしてしまうと良さそうです。

    多少のスペルミスや単語の抜けがあっても、ダラダラと文章にするよりは意図が分かりやすくなるんじゃないかと思われます。

挨拶(Bonjour、Salutなど)+◯◯(友達とか家族の呼称)

前書き(明日からバカンスだから鍵を預けます。それで以下のリストのことをやっといてもらえないかしら?)

リスト(具体的にやっておいて欲しいこと。ここで単語数を稼ぐ)

結びの挨拶(ありがとう、よろしくね、またね、ビズ、など)

名前 

口頭試験

試験官と1対1で会話します。試験時間は15分とされていますが、実際は5分ほどで終わりました。

  • 名前や誕生日、国籍や結婚・子供の有無、職業、スポーツはするか?などの、学校で自己紹介をするときのような内容が最初にありました。
  • 「この写真の中で一番安いものはどれ?その値段はいくらか言ってみて?」という問題。これは数字を言えないとちょっと大変かな。
  • 次に、写真を見せられて「これはどういう状況?何してる?何人いる?」などを説明する。これも学校で結構練習しました。写真や絵を見て「男の人がいる。髭があって帽子をかぶってる」など「見たまんまじゃん」みたいなことを、覚えたフランス語を使って我先に言うんです。語学学校でこの手の練習があったら、積極的に発言する癖をつけておくといいと思います。
  • 私は「右足首を押さえて床を転げ回って痛がっている男の人」の写真を見せられて大変困りました。「足首」知らんし、「骨が折れた・捻挫した」も言葉が出てこない。仕方ないから、「彼は問題があって困っている」という答えになってるんだかなってないんだか(なってない)みたいなことをとにかく答え、「すいません、これは私には難しい」と言い訳したら、「ま、これはちょっと難しいから」と受け流してもらえました。

口頭試験について語学学校からのアドバイスは、「考え込んで無言になるのはダメ、とにかく何かしゃべれ」というものでしたが、実際その通りだと思います。

前日の夜に、夫がシミュレーションをやってくれたのですが「質問を理解しても、単語で返事するのは子供っぽいから、間違っていても前後に言葉をつけて文章にして答える方がいい」と言われたので、そのように頑張ってみました。

召喚状(Convocation)が届いてなくても受験させてもらえる。

なんと受験者の中に、OFIIから召喚状(convocation この場合は受験票的な紙)が届いてない人がいました。30人くらい受験者がいて、そうなってるのは1人だけだったのでおそらくレアケースだとは思います。とはいえ、ここはフランス。郵便物が届かない、送ったつもりで発送してないっていうのは「あるある」。

結局、身分証明書(パスポートなど)はちゃんと持参していたので、無事に受験が認められていました。言ってみるもんですね。肝に銘じておこう。

 

「簡単だったよ」に油断してはいけない。

フランスが一定の費用負担をしてまで、移民にフランス語学学校や試験を課すのは、フランスでちゃんと自立・自活してもらう(最終的に納税してもらう)ためだと思います。

DILFにしろDELFにしろ、周囲(学校やクラスメート)が安心させるために言う「簡単だから」に甘んじてはいけません。

授業には真面目に出席してるけど、課された200時間のうち半分を終えても、日付や簡単な質問も答えられないような人もいました。私のいた学校は、気の良い人が多くて、助けるつもりで答えを見せてあげたり、代わりに問題解いてあげようとしたりするですが、これ結局は本人のためにならないので私は極力断ってました(その代わり一緒に考えてあげるようにしてた)。今も「あの子は大丈夫かなぁ」と思い出す子もいます。

 

フランス語ゼロを脱したのは国レベルでの制度のおかげ。

移民向けの色々な制度があるのを知らずに、フランス語ゼロで渡仏してきましたが、おかげさまで少なくとも「ゼロ」からは脱出したように思います。これもフランスのサポートあってこそ。移民排斥とか宗教問題とかポピュリズム台頭とか色々ややこしい状況があるのも事実ですが、本当すごいと思う。

日本で人材不足から外国人労働者受け入れを拡大する政策を検討し始めているというニュースなどを見聞きするにつけ、日本に働きに来た人たちの日常生活を下支えする制度を、企業(雇用者側)に課すのではなくて、国レベルで整えてあげなきゃいけないんじゃないかなぁと思ったりしています。

 

それはさて置いて、やっぱりDELF(A1)受験してみようかなぁ、と思い始めております。自費だけど。目標決めてやったほうが続けられそうだし。

ただいま検討中です。

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日本から持ってきた、わりと気に入っている一冊。もう一回読み直そう。

 

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