フランス語ゼロからのニース生活

2016年2月、南フランスのニースへ引っ越した私と夫と猫の日々。

国際線飛行機に乗った猫の話 トルコ航空の場合

https://www.instagram.com/p/BCas6mXmNr1/

 

千葉で保護されて、神奈川で私と出会い、東京で暮らし、今年ニースに移住しちゃったうちの猫。もうすぐ9歳のメス。

今年2月、トルコ航空の客席の下の隙間で、小さなキャリーバッグに入れられてフランスにやって来ました。

今回は猫と一緒に国際線飛行機に乗ったよ、という話。

 

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うちの猫は、これまで国内線には2度ほど乗ったことがあるのですが、それはカウンター預入から到着地で受け取りまでせいぜい3時間くらいのこと。この時は客席ではなく、貨物として、他のスーツケースなどと一緒に移動しました。ちなみに、到着したら係員から猫の入ったケージを手渡しで受け取ります。荷物レーンに乗せられてゴゥンゴゥンと登場する訳ではありません(ちょっとそう思ってた)

 

今回は、家を出てから到着まで乗継時間などを含めると24時間以上かかる長旅。

特に貨物として預けてしまうと、機内の時間(17時間くらい)、乗継時間(今回は4時間半くらい) も含めると相当長い時間様子が見れなくなるので、これはストレスが大きすぎるだろう。ご飯や水のことも心配だし。

そこで客室に持ち込んで連れて行くことにしました。

 

1.猫の客席持ち込みOKの航空会社を選ぶ

エクスペディアで調べた結果、猫を機内に持ち込めて且つ1番安いのが、2016年2月時点では、トルコ航空(ターキッシュエアライン)でした。

運賃(人間の)としてはエミレーツ航空やエティハド航空の方が安かったのですが、各社のウェブサイトで調べてみると、猫の機内客室への持ち込みが認められていなかったのです。ただし鷹は可。なんか納得。

持ち込めるペットの種類は航空会社によって様々です。まとめサイトなどもあるので、ある程度航空会社を絞り込んでから予約を検討すると楽でしょう。

 

2.猫のフライト予約・搭乗条件・運賃

いつもはそのままエクスペディアでちゃちゃっと予約・購入してしまいます。

しかし、今回は猫の件もあるので、トルコ航空のサイトから、とりあえず人間分のチケット予約(未購入)した上で、猫の持込予約はどうしたらいいか電話で問い合わせてみることにしました(問い合わせ先は日本支社なので、日本語です)。

なお、トルコ航空では、オンラインでのペットの持ち込み予約はできません。

p.turkishairlines.com

ウェブサイト上では、搭乗6時間前までに予約をするよう記載がありますが、書かれてないこともありました。

猫の客室持ち込みにはいくつか条件があります。

  1. 搭乗希望する便に、すでに異なる種類のペットの客室持ち込み予約が入っている場合は、貨物室への預け入れは出来るが客室への持ち込みはできません。つまり、犬の客室予約が入っていたら、猫の予約はできません(トラブル防止のためでしょう)。なお、同じ航空会社で乗り継ぎ便を利用する場合は、その便も含めて確認してもらう必要があります。こればかりは早い者勝ちなので、搭乗便を変更するか、出発日を動かせない場合は他社の利用を検討することになるでしょう。客室持ち込みの予約ができるかどうかは、トルコ航空側で確認し、電話で折り返し連絡をくれます。
  2. ケージは、ペットが入った状態で8kgまで、縦23×横40×高さ55cm以内のサイズであること(これはサイトに記載あり)。トルコ航空ではケージの貸し出しはしていないので、自分で用意する必要があります。基本的に客席の下に押し込めるサイズなので、結構小さいです。プラスチック製でこの基準を満たすものをネットで探しましたが、あいにく私には見つけられませんでした。結局、基準内に収まっていた、昔から使っている布製のキャリーバック(下の写真)を使いました。
  3. 搭乗の際に必要となる証明書等の有無を確認しましょう。検疫をパスしていることや渡航先の国が定める書類は必須ですが、他に航空会社が定める書類があるかもしれませんので事前に確認しておきましょう。私見ですが、公式には要求されていなくても、開業獣医師発行の健康診断証明書(可能であれば日本語と英語両方)を用意しておくのが良いと思います。フランス入国の場合には、EU指定書式の健康証明書を用意するので、公式にはこれがあれば入国OKなのですが、検疫証明書に添付されるため、パッと見の書類のタイトルが「健康診断証明書」とはなっていません。そのため、チェックインカウンターで「これは健康診断証明書ではない」とされ、あわや航空会社の搭乗条件を満たさない(ので乗せられない)という事態になりました。色々あって最終的には乗れましたが、すごくヒヤヒヤしました。というわけで、公式手続きには必要でなくても、とにかく書類のタイトルがわかりやすく「健康診断証明書」になっていて獣医師のサインが入っている書類を持っておくのが安心です。
  4. 猫にかかる運賃は重さで決まります。カウンターでチェックイン手続きの際に量ってもらい、猫+バッグの重さで4kg(端数切捨てしてくれた。)、だいたい1万円ちょっとでした。カウンターで現金またはカードで支払います。

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うちの猫の布製キャリーバッグ。これで縦20×横40×高さ30cm。

検疫検査と搭乗手続きを無事完了すれば、あとは乗るのを待つばかりです。

 

 

3.猫の客室での過ごし方

猫がいる、ということで、優先搭乗させてもらいました。なんとファーストクラスのお客様より先。

夫と「こんなの初めて〜」とキャッキャしながら、誰もいない機内に「おお〜」とか言いながら、後方のエコノミー席へ着席(いつかビジネスクラス乗りたい)。

猫入りのキャリーバッグは、前の客席の下に置きます。

そして離陸。シートベルトサインが消えたあたりで、キャリーバッグを引っ張り出して、膝上において猫の様子を確認。

轟音に怯えて縮み上がっていた猫が、我に返って鳴き始めてしまいましたが、飛行機の音にかき消され、鳴き声が響き渡るということはありませんでした。

とはいえ、今思うと、私たちの前後の乗客の方には、トルコ航空側から猫がいることの説明がなされていたのだろうと思います。猫の鳴き声が聞こえていただろうにもかかわらず、最初から最後まで何も言われることはありませんでした。

こちらも、猫をキャリーバッグから出しはしないものの、餌(カリカリ)や水をあげたりするために、短時間だけ猫の頭だけ出したりしていましたが、特に客室乗務員から注意を受けることもありませんでした。

 

機内に持ち込む猫グッズとして用意したもの。

  • 水を入れるためのフタ付きのプラスチック容器。キャリーバッグに差し入れることができるサイズ。なお、水は機内サービスもらえるペットボトルが便利でした。少しずつ容器に入れて飲ませてました。猫が慣れているのであればノズルタイプの給水ボトルでも良いでしょう。
  • フタ付きのプラスチック容器に入れたカリカリ。キャリーバッグに差し入れることができる程度の大きさのもの。
  • 携帯用猫トイレ。持ち込み重量に引っかからず、自分で運べる程度の猫砂入り(実は重さ制限に引っかかりそうで少し砂は成田で捨てました)。もちろん客席では出しません。乗り継ぎ時間に使えるように、手荷物のスーツケースに入れて行きました。搭乗前や乗り継ぎ待ちの間に、人のいないところを探してトイレをさせようと試みましたが、猫は緊張でそれどころではなかったようで、ニース到着まで用は足しませんでした。

布製の小ぶりなキャリーバッグなので、水と餌を置いといてあげるということができないので、頃合いを見計らって水と餌をあげていました。緊張でずっと肉球がしっとりしている状態だったので、喉が乾くのかよく水を飲んでいました。カリカリもあげれば食べていました。

イスタンブルでの乗り継ぎ待ちの間は、広い空港内の使用していないゲートで時間をつぶしました。その間、猫も紐をつけた状態で、あまり人目につかない位置でバッグから出しておきました。体を伸ばせるようにと思いましたが、見知らぬ場所にいる不安でそれどころではない様子。

ともあれ無事に乗り継ぎ便に乗り、フランスのニース空港に到着できました。

 

「猫と一緒に飛行機に乗る」って、なんか楽しそうなイメージもあるかと思いますが、猫にとっては迷惑以外のなにものでもないだろうと思います。うちの猫は、ニース到着一夜明け、頭には1センチほどのハゲが出来ました。人間でも疲れる長旅だし、トイレも我慢していたので、相当ストレスだったのだと思います。

人間側にも、猫を国際線に乗せるために、狂犬病予防接種やマイクロチップを装着させたり、検疫検査など色々と用意することがあるし、飛行中も色々と気にかければいけません。

とはいえ、長時間貨物室に入れておくことに不安がある場合は、ぜひ頑張ってあげてください。

 

そして猫は今・・・。

ストレスと、先住猫からノミをもらったことによるアレルギー反応で耳の後ろと首回りがごっそり禿げてしまい、ニース到着後3日目にして獣医にかかりました。ノミ退治用の錠剤を飲ませ、アレルギーを抑える注射をしてもらう。

が、今では毛も生え揃い、ちょっと早めに換毛終えました感ある、すっきりとした首回りになりました。

そして、猫のお作法をどこかに置いてきてしまったようで、先住猫たち(と言っても、生後8か月くらいの子猫)を追いかけ回すという大人げないキャラがすっかり定着しています。夜も追いかけ回すので、人間の睡眠中は客間にトイレと一緒に隔離。

初対面の人にもフレンドリーな性格なので、まさか同じ猫に対してここまで攻撃的とは知らなかった。そのうち、他の猫たちとは隔離して生活させる予定。 

というわけで、すっかりニースの暮らしに馴染んでおります。

https://www.instagram.com/p/BCvDkKfmNhd/ほら、えらそう。

 

猫と国際線に乗るための準備(検疫関係)についてはこちら。

猫の海外引越しのための事前準備・検疫手続きについてまとめています。

 

 

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